送 信 塔 見て歩き
千葉県 ・ 中継局


君津テレビ中継局  2018年2月(空撮)、8月(直接訪問)撮影

君津中継局は、房総半島の中央部、君津市の朝日山にあります。

当中継局は、アナログ時代には1973年5月に開局したチバテレビのみの置局でした。 一方、2008年12月にデジタル化された際には、
チバテレビだけでなく、NHK東京や東京民放5社も合わせて開局しました。
さらに、当中継局には全社共用のTTL固定局が併設され、千葉県南部への重要な中継ポイントになっています。

ここで、かつてのアナログ中継局(CTCのみ置局)の説明です。
支柱式鉄塔(20m)に送信アンテナは、4L2段4面(垂直偏波)の構成でした。受信は、1.8mグリッドパラボラにて千葉基幹局受けです。


当中継局は羽田空港への着陸コース下にあるようで、2018年2月に富山発羽田行のANA機内から低空で撮影することができました。


広い画像です。 隣接地には温泉施設があります。

 

少し角度を変えて2枚。

 


さらに拡大です。

送信アンテナは、アナログ時代と同様、4L2段4面(垂直偏波)です。パラボラがある大きな中継局の右隣にもテレビ中継局があるように見えます。
資料では、当中継局は全社共用となっていますので何なのか謎です。(旧中継局を利用した携帯基地局かもしれません。)


という訳で気になったので、2018年のお盆休みを利用して直接見てきました。


南側ふもとから見た遠景です。

 


拡大しました。

 

   
全景と鉄塔の拡大を角度を変えて2枚。

 

当中継局までの伝送は全社共用のTTLです。ルートは、東京タワー → チバテレビ塔(船橋) → 大多喜固定局 → 君津中継局です。

当中継局には固定局が併設されており、さらに市原加茂中継局・富津中継局・上総湊中継局・富山固定局・清澄山固定局へ伝送されているようです。
(船橋からは、チバテレビも相乗りです。)

 

 
送信アンテナを角度を変えて2枚。

 

 
局舎を角度を変えて2枚。

 

 
GPSが2か所にあります。

 


中継局前の様子です。 合成、

 


デジタル中継局の向こうにもう1基鉄塔があります。 2月に上空から見た時に2本見えたもう一方の鉄塔です。

紹介します。


 

 
全景と鉄塔先端部です。 携帯電話の基地局です。草木で覆われ社名が分かりませんでした。

以前には、ここにCTCアナログ中継局があったはずですので、痕跡が残っていないか確認します。

 


チラッと見えるのは、ctcのロゴのようです。
 
表札も確認できました。

以前の様子がどんなだったかネット上を探したところ、千葉の山々を巡るサイトがあり、CTC中継局と確認できました。
また、デジタル中継局完成当初は、樹木が少なくかなり明るい様子ですが、10年も経つと樹木が大きくなっています。

 

中継局データ

アナログ CTC
チャンネル 40ch
出力 30W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK東京、東京民放5社はアナログでは開局していませんでした。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX チバテレビ
チャンネル 34ch 26ch 25ch 22ch 21ch 24ch 23ch 30ch
リモコン
出力 各局とも 3W

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