送 信 塔 見て歩き
埼玉県 ・ 中継局


小川テレビ中継局  2004年7月、2007年4月、2013年7月撮影 (撮影日付のない画像は2007年のものです。)

小川中継局は、JR八高線と東武東上線の小川町駅の北方の高台にあります。(というより、当方は車で行ったので、
254号小川バイパス沿いのすぐ南側です。)

当中継局は、アナログ時代には地元 テレビ埼玉(TVS)のみの送信でしたが、デジタルでは東京各局も中継局を設置しています。


関越道「嵐山PA(下り側)」から見た小川中継局方向です。

 


上記画像を拡大しました、後ろの山は、天文台が見えるので堂平山と思われます。
中継局は、手前右側の鉄塔です。

ところで、後方の「堂平山」の山頂付近には、NHK固定局があります。

 


上記画像をさらに拡大しました。右側山頂部には、元天文台のドーム、そして、左には鉄塔が2本見えます。
未確認ですが、低いほうがNHK固定局らしいです。


それでは、アナログ中継局の説明です。
開局は、1980年3月、TVS単独の中継局です。送信アンテナは4L1段3面、受信は2.4mグリッドパラボラにて
児玉中継局受けです。 また、当中継局はアナアナ変更の対象でした。
2010年12月にデジタル化されました。デジタルでは、NHKと東京民放5社も中継局を設置しています。

それでは、画像で現在の様子を紹介します。



近くの歩道橋から撮影。 住宅造成工事を中断したような不審な土地の奥、高台に中継局はあります。

この高台の名称は「富士山」です。 海抜181.5m(高さは、TVS看板の表示より)

 


全景です。

送信鉄塔を拡大しました。

ん、鉄塔に付いているのは受信用パラボラと携帯電話らしいアンテナのみ?。送信アンテナは?。
なお、夕刻に訪問したため、暗い仕上がりです。ご容赦ください。

 


別角度から。すぐ隣には携帯電話鉄塔があります。

こちらは、ふもとから見た携帯電話鉄塔上部です。

 

携帯電話鉄塔の上部にテレビの送信アンテナがありました。角度を変えて2枚。

資料では、当中継局は1995年11月に送信アンテナを更新しています。

状況から見て、開局当初は自社鉄塔に送信アンテナがあったものが、後から隣にNTTドコモの携帯電話基地局が建設され、
背の高い鉄塔で放送エリアに支障が出たため、そのドコモ鉄塔に送信アンテナが移設されたものと思われます。

で、現在は、自社鉄塔をJフォン(現・ソフトバンク)に貸しているようです。(下方で紹介)

 


局舎です。

表札です。

 


看板です。
一部を拡大してみます。番組伝送の経路などが書かれています。

また、拡大画像をUPしませんが、この横には設備の詳細や所在地が住所と緯度・経度で書かれています。

 


旧鉄塔には、児玉中継局受けのグリッドパラボラがあります。

 


ラックです。

Jフォン(現・ソフトバンク)の機器です。

 


ところで、造成地後方の中腹には小川町の浄水場があります。今回は、付近に踏み跡あったので、そこから登りました。


頂上へ登ってみると、反対側から整備された保守道が来ていました。別方向から登る正式なルートがあるようです。

 


ところで、当中継局はアナアナ変更の対象でした。


2004年7月撮影

2007年4月撮影

この2枚は、どちらも関越道「嵐山PA(下り側)」からの撮影です。

2004年の夏の時点では、両方にアンテナがあるように見えます。
この時点では、アナアナ変更のために、元の鉄塔に仮設アンテナが取り付けられていたようです。
(アナアナ変更は2005年1月末から2月に行われました。)


ここからは2013年7月撮影の画像です。

小川中継局はデジタル時代になって、NHKと東京民放5社も開局しました。2013年7月にふもとの歩道橋から眺めてきました。

まず驚いたのは放置されていた土地に住宅がびっしりと建っていたことです。
中継局自体は樹木で隠され、遠目には変化が分かりませんでした。


現在の様子です。住宅が建ち並んでいます。

 

鉄塔の様子と送信アンテナの拡大です。この送信アンテナ、アナログ時代と同じに見えます。
もしかしたら、アナアナ変更時にデジタル化も見越していたのかもしれません。(未確認です。)
現在の送信アンテナはオールバンド対応のものです。

番組伝送は、情報ではNHK2波は児玉固定局TTL受け、東京民放5社は菖蒲久喜固定局TTL受け、
TVSはアナログ時代のパラボラの継続利用で児玉中継局放送波受けらしいです。(未確認です。)

今回は、時間の関係で直接訪問をしませんでした。機会をみて、また訪問したいと思います。

 

中継局データ
TVS
チャンネル 44ch
出力 10W

当中継局は、アナアナ変更の対象でした。変更前のチャンネルは45chです。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX TVS
チャンネル 13ch 26ch 25ch 22ch 21ch 24ch 23ch 49ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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