送 信 塔 見て歩き
栃木県 ・ 中継局


矢板テレビ中継局  2007年8月、10月撮影

矢板中継局は、栃木県の中央部、矢板市の北部にあります。県道56号線の山道を登って行くと、赤滝鉱泉・小滝鉱泉を
過ぎたあたりの県道から少し入ったところにありました。
矢板中継局は、栃木県で初めて設置された中継局で、昭和39(1964)年10月3日開局です。オリンピックに合わせてなんでしょうか?。
(10月10日開局と云う情報もあります。)

栃木県で最初に開局ということで、サービスエリアもかなり広いです。栃木県北東部の平野(面積で栃木県の1/4ぐらいか?)を
カバーしています。

ところで、NHK宇都宮放送局のサイトに、開局当初(?)の中継局の写真がありますが、局舎が現在とは、まったく異なっています。
(2007年8月時点の情報です)

NHK以外の開局は、東京広域民放5社1965年4月、とちぎテレビは1999年4月です。

また、当中継局は、EX・TX・とちぎテレビ以外の各チャンネルがアナアナ変更の対象でした。

2006年12月にデジタル化されています。


民放局舎(右)前から見た、矢板中継局の全景です。 2枚合成


NHK & とちぎテレビ 中継局

とちぎテレビは、NHKの局舎に同居しています。なお、局舎には、とちぎテレビの文字は確認できません。

  
全景です。 広角レンズ使用につき歪んでいます。     裏側からです。
その上、2枚合成です。

 

  
アンテナです。NHKの鉄塔はこれしかありませんので、送信はアナログ・デジタル兼用でしょうか?。
受信アンテナは、総合・教育個別に8素子八木、東京タワー受けです。

 

  
局舎壁面に旧ロゴがあります。            こちらは、表札です。

 

  
局舎裏側に独立鉄塔のパラボラが      局舎から長いラックが伸びています。
あります。デジタルTTL受信用?。      どこに繋がっているのでしょうか?。  2枚合成
銘板がありました。7GHz帯の3mです。

 

  
長いラックは、別の鉄塔に繋がっています。     こちらが、とちぎテレビのアンテナです。

 

  
アンテナを見上げてみました。パラボラは1基だけです。また、すぐそばに、借用標識が立っていました。
受信アンテナは、手元の資料では4mグリッドパラボラとなっていますが、デジタルと兼用に変更されたのでしょうか。
デジタルも放送波中継か?(未確認です)。送信アンテナもアナデジ兼用?。
なお、このパラボラには、銘板が無く周波数等は不明です。


東京民放中継局

東京民放5社は、共同で局舎アンテナを使用しています。通りから歩いてくると最初に現れます。
NHKと民放とは、20〜30m離れて建っています。


民放中継局の全景です。 2枚合成

 


別角度から、広角レンズ使用につき歪んでいます。

 

  
局舎です。                         局舎の向かって右横側です。

 


表札です。

 

  
局舎の上には、アナログの送受信アンテナです。
アナログ送信アンテナは、5社共用4L4段2面です。
受信アンテナは、各社個別に12素子2列で東京タワー受けです。

 

  
局舎裏にデジタル送信アンテナがあります。局舎とは、ラックで繋がっています。

 

  
デジタルアンテナの拡大です。     受信アンテナもあります。
宇都宮向きのUHFアンテナも見えます。

 

  
局舎から10mほど離れたところにパラボラがあります。    こちらは、パラボラ基礎です。
7GHz帯ですが、NHKのものより少し周波数が低いです。(銘板より)

 

  
パラボラを後ろから見ました。      ところで、局舎前角に四角のマーキングがありました。
                        まだ何か、建つのでしょうか?。


上記のマーキングの場所には、その後、新たにパラボラが建築されたとのことです。
栃木の「みーや様」から写真を提供していただきました。ありがとうございます。

以下の3枚は、2007年10月撮影です。

  

 

民放局舎に繋がっています。方向は、既設のパラボラと同じように見えます。
これは、一体何・・・?。ダイバシティ受信??。


矢板中継局は有名な割りに、ほとんど情報が無く、すごく不便な所にあるのかと、少々不安な気持ちで出掛け
ましたが、県道からすぐで少し拍子抜けでしたが、大変助かりました。

  
県道からの入口にはフェンスがあります。     後は、砂利道を100mほど行けば民放局舎へ着きます。
おそらく、不法投棄防止のものと思われます。
普通の体格の人であれば、隙間があります。
少し脇の踏み跡からも入れました。 (2007年8月現在の情報です。)

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX とちぎ
チャンネル 40ch 30ch 36ch 42ch 45ch 59ch 61ch 33ch
出力 各局とも 100W

当中継局では、EX・TX・とちぎテレビ以外の各局がアナアナ変更の対象でした。
変更前のチャンネルは、NHK−Gが51ch、Eが49ch、NTVが53ch、TBSが55ch、CXが57chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。(追記)


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX とちぎ
チャンネル 47ch 39ch 19ch 15ch 35ch 17ch 18ch 29ch
リモコン
出力 各局とも 10W

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