送 信 塔 見て歩き
栃木県 ・ 中継局、固定局


葛生テレビ・FM中継局  2010年7月、2013年8月撮影
地上デジタル柏倉TTL固定局

葛生中継局は、栃木県佐野市と栃木市の境の尾根にあります。元々はNHK−FM中継局だった場所にFM栃木の
中継局が併設され、さらにすぐ近くにある栃木県の防災無線鉄塔に とちぎテレビが中継局を間借りしたようです。
当方は同じ場所に、足利中継局向けの地デジTTL設備があるというので興味を持ち訪問しました。

なお、地上デジタル放送は2008年12月に、まずGYTが開局し、2010年12月にはNHKと東京民放各局が
デジタル新局として開局しています。

2013年の訪問記は下方です。


南側から見たFM中継局の全景です。


FM中継局の右にあるTTL鉄塔です。

それでは、順番に見ていきます。


NHK−FM,FM栃木 中継局


全景です。
.

送信アンテナは、別々に3面です。
上がNHKです。

 


局舎です。3棟あります。

別角度から、2棟はNHKです。

 


NHK局舎の拡大です。

表札です。

 


FM栃木の表札です。

鉄塔の銘板です。

 


 

FM受信アンテナです。NHK、FM栃木とも、水平2列のはずですが、どれとどれの組み合わせか、判然としません
(現場での印象ではケーブルの繋ぎ方から、鉄塔のものと地面の後ろに下がったものが、対のように見えました。
↑ケーブルが前方から入っている。 もう一方は地面の隣どおしが対と見ました。←ケーブルが後方から入っている。)
また、送信鉄塔にあるのはNHKでしょう。(根拠はありません。)

NHKは後からスタック受信に変更したと思われます。 両局とも基幹局を受信しています。


とちぎテレビ 中継局(アナログ・デジタル)

とちぎテレビの中継局は、栃木県の防災行政無線中継局の鉄塔を間借りしています。


北側から見た全景です。

局舎です。

 


鉄塔部です。

別角度から。

西面に2段2面のアンテナが付いています。また、宇都宮基幹局の電波をグリッドパラボラで受けているようです。
受信はアナデジ共用かもしれません。

 

送信アンテナを別角度から、2枚。 アンテナはアナ・デジ共用と思われます。

 


左向きのパラボラで足利中継局へ放送波と同じ周波数(53ch・アナログのみ)で番組を送っているものと思われます。

 

大スズメバチに注意の表示を見て、びっくりしました。防災行政無線局舎周辺をもっと見たかったのですが、
長居は無用と判断し、早々に退散しました。(見落としが多数あると思います。)

 


北側から見た左・TTL鉄塔、右・防災行政無線設備
FM中継局は、中央の草むらの奥です。


柏倉TTL固定局

このページのメインですが、設備が単純で画像が少ないです。

 

 

 

宇都宮からのマイクロ波を受け、足利中継局へ送っています。


ここからは、2013年8月の訪問記です。


全景です。 琴平神社側からくると、最初に見える風景です。

反対側からの全景です。

 


中継局の配置です。 合成。 なお、今回も三角点を見落としました。情報では、このフェンス沿いにあるらしいのですが・・・。

 

FM設備です。NHK局舎のひとつが無くなっていました。

 


GYT中継局がある栃木県の防災行政無線中継局です。

鉄塔部です。

足利中継局向けのプレートパラボラが撤去されています。アナログ送信用だったことが確定です。

 


送信アンテナを別角度で2枚とGPSです。
とちぎテレビの送信方向は西側の葛生方向のみです。

 

続いて、デジタル新局です。


デジタル局舎の向こうに鉄塔が見えます。

 

TTL鉄塔の先端部に送信アンテナが付きました。

 


送信アンテナとGPSです。

 


左がTTL局舎、右がデジタル中継局局舎です。

中継局は、斜面にあるため、高床式になっています。

銘板があります。

銘板を見ますと、アンテナ形式は、2・4DR×3となっています。4ダイポール2段3面と訳すのでしょうか。

 

TTLパラボラの銘板です。送受信とも7GHz帯、宇都宮側が2.4m、足利側が2mです。

ところで東京民放5社の伝送ルートはどうなっているのでしょうか。このパラボラに乗っているのでしょうか。
とすると「菖蒲→加波山→宇都宮→葛生」の大回りになります。実際、NHK−Eは、このルートのようです。


以下は、2010年の撮影です。


防災無線中継局保守のためなのか、北側のふもとから四輪駆動車であれば登って来られるような林道が
繋がっていました。(最近の造成に見えましたので、もしかしたら地デジ化工事のための道路かもしれません。)



峠部分です。 左側が北です。

左画像の反対側から撮影。 登山道入口です。

栃木市と佐野市葛生町を結ぶ山越え道路(県道?)が通っており、この峠の所だけ道幅が広くなっていますので、
車の駐車は問題ありません。

ただし、中継局の場所は分かりにくいというか、勘違いしやすくなっています。というのは、峠の南側に琴平神社がありますが、
1/25000地形図では、この神社付近に鉄塔マークがあるためです。
このマークは当中継局を示すものではなく、携帯電話か行政系無線鉄塔と思われます。中継局へは峠の北側を登ります。
(地形図に登山道はありませんが、標高389.3mを示す三角点の辺りが中継局の場所です。)

鉄塔保守用と思われる緩い傾斜の獣道を15分ほど歩けば到着します。(中継局付近には三角点もあるようですが、
雑草に覆われ、よく見なかったので分かりませんでした。←2回とも見逃しました。)


登ってくる途中と中継局付近で見えた風景です。

 

中継局データ

アナログ とちぎTV
チャンネル 53ch
出力 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM   82.9MHz   10W
FM栃木     84.4MHz   10W


デジタル NHK−G NHK−E NTV TBS CX EX TX とちぎ
チャンネル 46ch 39ch 33ch 36ch 42ch 43ch 45ch 29ch
リモコン
出力 3W 3W 3W 3W 3W 3W 3W 1W

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