送 信 塔 見て歩き
秋田県 ・ 中継局
八戸市のO様提供の画像で紹介します。


花輪テレビ中継局  始めは2009年5月に当方が撮影したものです。後半に2012年5月撮影の提供画像があります。

花輪テレビ・FM中継局は、秋田県鹿角市の水晶山にあります。鹿角市や小坂町の一部などをエリアにしています。


遠景です。

 

  
拡大しました。左からAKT&AAB&FM秋田中継局、         少し別角度から。
NHK中継局、ABS&全社デジタル中継局です。


ここからは、O様提供の2012年5月撮影のものです。(一部、2010年5月撮影のものもあります。)


全景です。 左から「AKT&AAB&FM秋田中継局」、「NHK中継局」、「ABS&全社デジタル中継局」です。

アナログテレビ中継局は、NHKとABSは単独で、AKTとAABは共用で設置されています。FM秋田は、AKT・AAB中継局に併設です。
デジタルテレビは、アナログABS中継局に全社同居しました。
(と云うことは、アナログが終了した現在はFM2局が、それぞれ単独で旧アナログ局舎を継続使用という、他では、あまり見掛けない
形になっています。AKT・AAB中継局に機器が入りきらなかったのでしょうか??。)


それでは、NHK中継局(アナログ・FM)からどうぞ。


全景です。

局舎です。

 


看板です。

ロゴです。

 


表札です。

 

続いて、送信アンテナです。4枚どうぞ。

 

アナログ送信アンテナは、テレビは総合・教育それぞれに2D1段2面、FMも単独で2D3面が付いています。
テレビもFMも、垂直偏波です。 鉄塔には、チャンネル・周波数ごとにVHF素子が7つも付いています。
下へ行くほど(周波数が低くなるほど)素子が大きくなっています。FMとVHF3チャンネルは、共用できますが、
対象エリアが違うため、別々にしたようです。

 


鉄塔先端にあるのは、受信アンテナのようです。
UHFアンテナもあります。

FMの受信アンテナのようです。親局の大館局は、垂直偏波
ですので、他の局をモニターしているのでしょうか?。

その後の調査で、当中継局には、大館ラジオ中継局から花輪と小坂の各ラジオ中継局へ放送番組を送る固定局が併設されていることが
分かりました。水平VHF八木は、その送受信アンテナと思われます。

 


こちらは、VHF親局受信アンテナです。 NHKの大館受け8素子八木は
中継局から数十m離れたところにあります。資料では2基合成となっています。
ABSの大館受け5素子八木はNHK受信点の近くです。こちらも2基合成らしいです。

FM放送の受信アンテナも2社とも大館受けで、NHKは5素子八木1列、
FM秋田は5素子八木2列。ともにVHF波受信アンテナ近くにあるようです。

提供画像の中にFMのものがあるかは、はっきりしません。右画像、奥の赤いものは、
FM秋田かもしれません。

 

 


これがABSの受信アンテナのようです。(上記画像の奥のもの?。)


続いて、AKT・AAB(アナログ)・FM秋田 共用中継局です。


全景です。

局舎です。

 


鉄塔です。見上げてみました。

送信アンテナです。

AKTとAABは共用の4L2段2面です。 FM秋田は3素子八木1段3面です。

 


ロゴです。

表札です。こちらには、AABもあります。

 


FM秋田のモニターアンテナです。

こちらにも複数のUHFアンテナがあります。
どこかの局をモニターしているor予備受信アンテナなのでしょうか。

 

AKT,AAB共用の4mプレートパラボラです。中継局から1.5Km離れたところにあります。 大館局受けです。
1992年製ですので、AAB開局時に更新されたようです。
手元資料には、送信アンテナも92年に更新されたように読める記述があります。

 


受信局舎にロゴがあります。AABのロゴもありますので、やはり新しいものと思われます。


最後は、ABSアナログと全社共用デジタル中継局(同居)です。


全景です。

鉄塔を見上げてみました。

 


送信アンテナです。

先端は、全社共用デジタルです。下部の90CRは、ABSアナログです。

ABSアナログは90CR1段3面です。いや、よく見ると2つの90CRに挟まれるようにあるのは、SG1段1面です。

 


両側の90CRの反射板で、これも90CRに見えますが、SGです。
(2つの90CRのビームから外れる間の方向へ、補完的に電波を出していると思われます。)

 


デジタルの表札があります。

こちらにも受信アンテナがいっぱい付いています。GPSも見えます。

 

デジタルの大館局受信パラボラです(高い位置のもの)。アナログUHFパラボラの隣にあります。

VHFとUHFは大きく異なる場所にあります。周波数帯によって電波状況が異なるようです。(デジタル波はUHFです。)

また、アナログテレビ送信出力は通常、VHF波はUHF波の1/3ですが、ここでは同じ100Wです。
これって、アンテナの性能の差ですかね??。 このように見ていくと、花輪中継局って、局舎・送信アンテナ、受信ポイント、
さらには送信出力と、見どころいっぱいの面白い中継局ですね。アナログ時代に見に行くべきだったかもしれません。
(自宅から遠いのが難点です。)

 


デジタル受信パラボラを見上げてみました。


風景画像を2枚どうぞ。

 

 


 

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 ABS AKT AAB
チャンネル 2ch 12ch 10ch 58ch 56ch
出力 V・Uとも 100W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  83.8MHz   100W
FM秋田    77.1MHz   100W


デジタル NHK総合 NHK教育 ABS AKT AAB
チャンネル 25ch 23ch 27ch 29ch 31ch
リモコン
出力 各局とも 10W


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