送 信 塔 見て歩き
岩手県 ・ 中継局
八戸市のO様提供の画像で紹介します。


二戸堀野テレビ中継局  2009年8月、12月、2011年12月撮影

二戸堀野中継局は二戸市米沢地区の高地にあります。(いわて銀河鉄道・斗米駅の北方向)二戸市堀野・長嶺地区
などをカバーする中継局です。地域の難視聴解消のため1996年秋に行政と放送局が共同で設置されました。
また、2009年11月にデジタル化されました。

遠景です。2011年12月撮影

 


中継局の遠景と鉄塔部の拡大です。

この2枚は2011年12月撮影。


局舎・鉄塔はアナログ・デジタルとも全社共用です。 まずは、アナログ設備から見ます。


鉄塔です。90CRが2基を覚えておいてください。

アナログ受信は鉄塔に付いています。V局は5素子八木が個別に3本、U局はTVIが単独、MITとIATは共用で
それぞれ90CRです。

 


アナログ局舎と各社のロゴです。

なぜかNHKがありません。


続いてデジタル工事の様子です。


手前にデジタル局舎が建つようです。

基礎です。

続いて、デジタル設備です。


デジタル局舎と表札です。

 


手前・アナログ局舎、奥・デジタル局舎です。
間に鉄塔があります。

両方の局舎からケーブルが延びています。
 

デジタル化に際しては、局舎を新築し、鉄塔は既存のものをそのま利用しています。
また、民放はデジタル化に補助金が付いたようです。

 


アナデジ共用鉄塔を角度を変えて2枚。

 


90CRが4基になっています。

GPSです。

 


アナログ時代の送信アンテナは、全社共用4L1段2面でした。
アナログとデジタルではチャンネルが完全に分かれていますが、送信アンテナはアナデジ共用のものを
採用しているようです。

ところで、二戸市HPにUPしてある広報誌を見ましたが、二戸市の山間部では、NHKとIBCしか見ることのできない
地域がアナログ終了時点でも、まだ残っていたようです。
このような地域では、デジタルテレビ放送を見られるようになったのか気になるところです。


最後は、デジタル局舎前にあった地元地区の共同受信アンテナです。

 

2009年時点では、中継局の隣接地に折爪岳受けの下米沢地区共同受信アンテナがありますが、2011年暮れには
無くなっています。
岩手県では、まだアナログ放送が継続されていましたが、全戸デジタル化(直接受信)されたのでしょうか。
わずか10年で撤去とは、もったいないですね。

 


中継局から見た風景です。堀野地区と思われます。中央を横切るのは東北新幹線でしょうか。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 IBC TVI MIT IAT
チャンネル 51ch 53ch 55ch 57ch 59ch 61ch
出力 各局とも 1W

岩手県のアナログテレビ放送は2012年3月31日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 IBC TVI MIT IAT
チャンネル 31ch 33ch 40ch 44ch 46ch 48ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

実質増力の中継局です。


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