送 信 塔 見て歩き
青森県 ・ 中継局
八戸市のO様提供の画像で紹介します。


八戸(旧アナログNHK&RAB)テレビ・FM中継局 2011年11月撮影 (比較のため2009年4月撮影のものがあります。)
                                       後半に2012年9月撮影のNHKのST撤去後の画像があります。

青森県の八戸テレビ中継局は、VHF中継局(FMを含む)とUHF中継局は、まったく別々の場所に設置されています。

このページはVHF中継局の紹介です。

VHF中継局のNHKとRABは、八戸市中心部から西南西方向へ約10kmの三戸郡南部町天魔平に設置されています。
当中継局は八戸市・三沢市・十和田市など南部地方を広くエリアにしています。

開局はNHK−GとRABが1960年9月、NHK−Eが1962年9月です。また、FMは1965年3月、FM青森が1987年4月です。
NHKとRABは別々に中継局を設置しています。(FM青森はNHKに同居)


遠景です。

拡大しました。

 


全景です。

別角度から。

 


こちらの画像は、2009年4月撮影の
パラボラ増設前のものです。
この地点は、鷹森山にあるVHF基幹局の電波を受信できて、中継局を
設置するには都合のよい場所のようです。

当中継局が開局したのは1960年代初めで、受信親局は基幹局しか
なかったものと推定します。

現在は、ルートが変更され、上北中継局受けになっています。
また、予備回線として基幹局受けのアンテナも残っています。
FMは、開局以来基幹局受けです。

1970年以降開局したUHF中継局(ATV、ABA)と 2007年に開局した
デジタル中継局(NHK、RAB、ATV、ABA)は、八戸市の南側で青森県
と岩手県の県境にある階上岳に設置されています。

 

 

12段STが3つもあると壮観ですね。


NHK(アナログテレビ&FM)・FM青森 中継局

NHK中継局には、FM青森も同居しています。


全景です。


鉄塔下部の敷地の様子です。

鉄塔は2本あります。四角鉄塔には総合テレビの12段STが設置され、もう一方の支線式鉄塔には、教育テレビの
12段STと2社共用の2L2段のFMアンテナが設置されています。

 

順番に見ていきます。まずは、総合テレビ鉄塔です。


下記の2年前に比べパラボラが増えています。

12段STです。

 


こちらは2009年4月撮影のものです。

 

続いて教育テレビ&FM鉄塔です。


先端に12段ST、その下に2L2段です。

12段STです。

2L2段4面のFMアンテナです。

FM放送は2局とも1993年12月に100Wから500Wへ増力しています。また、同時に指向性も変更(?)しているようです。

 


こちらは2009年4月撮影のものです。
上記画像に、パラボラが増えています。

 


局舎です。

鉄塔まで、長いラックが延びています。

 


こちらは2009年4月撮影のものです。以前には、ロゴがありました。
現在はケーブルの取り出し口になっています。

 


看板です。テレビのみ記載のようです。

 


NHK−FMの受信点です。

FM受信点にも看板があります。珍しいパターンですね。

FM受信点は送信点から、約300m北側にあります。受信アンテナは5素子2列2段です。また、同じ場所にテレビの
予備受信アンテナもあります。
なお、FM青森は、総合テレビ送信鉄塔に基幹局受信アンテナがあります。NHK−FMも同じ鉄塔に予備受信アンテナがあります。

 


パラボラは、上北中継局放送波受け(4m)です。
また、右はFM青森基幹局受け5素子2列2段八木です。
さらに、左上方の5素子八木は、NHK−FM予備受信アンテナです。

 


総合テレビ鉄塔情報のパラボラ群です。
デジタル中継用と思われます。


別角度から。

 


教育テレビ鉄塔のパラボラです。

地面に建つパラボラです。

鉄塔と地面からの支柱にデジタル用のパラボラが増設されました。

アナログテレビ廃止後は、FM中継局のみになるのかと思っていたら、NHKは、デジタル中継パラボラを設置し、
今後もデジタル中継設備として機能するようです。


RAB(アナログテレビ)中継局

RAB中継局はNHKに隣接した場所にあります。


全景です。

鉄塔です。

12段STです。

 


局舎です。

局舎裏側です。鉄塔は、地面から建っています。

 


局舎のロゴです。

表札です。

 


上北中継局放送波受け4mプレートパラボラです。


基幹局受信予備アンテナです。手元の資料では8素子2列1段に
なっていますが、現状は少し異なるようです。

RABでは、デジタル用設備の増築は無いようですので、今ある設備は、すべて解体撤去になるのでしょうか。


八戸のO様から2012年9月撮影のアナログ終了後の天魔平の画像の提供を受けました。



まずは、全景を2枚。

NHKの鉄塔からは、STが消えています。


NHK総合テレビの鉄塔の様子です。

上北中継局受けの4mパラボラも撤去されたようです。

続いては、NHK教育&FM鉄塔の様子です。

 


NHK−FMとテレビ予備アンテナのあった場所の様子です。FM受信アンテナのみになっています。

 


テレビ予備アンテナの基礎部分の残骸です。
これも、その後撤去されたそうです。

 


中継局の地面近くに旧南部町・三戸向きの12素子八木アンテナが新たに見えたそうです。
これも、その後撤去になりました。

RAB中継局については、この時点では大きな変化はないそうです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RAB
チャンネル 9ch 7ch 11ch
出力

各局とも

500W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  81.8MHz  500W
FM青森    78.4MHz  500W


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