送 信 塔 見て歩き
青森県 ・ 中継局
八戸市のO様提供の画像で紹介します。


東十和田テレビ中継局  2009年11月、2010年7月、2012年1月、5月撮影(説明に撮影日のない画像は2012年5月)

青森県の東十和田中継局は、十和田市法量地区(旧・十和田湖町)の高台にあります。


遠景です、中継局は画像中央の小さな突起です。 2010年1月撮影

 


峠を登っていくと鉄塔が見えてきます。

 

現在の様子です。別角度から2枚。

三角鉄塔に2段2面の送信アンテナと南東向きのパラボラがあります。また、足元には、局舎が二棟あります。

 


こちらは、旧アナログ局舎と表札の拡大です。

 


こちらは、新築のデジタル局舎と表札の拡大です。

デジタル新局のABAは、補助金で設置されたようです。


ここでアナログ中継局の説明です。

アナログでは、NHK・RAB・ATVの3社の送信でした。送信アンテナは6L1段2面、3社共用でした。
手元の資料には、送信鉄塔は1989年12月に建て替えられたとあります。
アナログでの開局時期はNHKが1970年8月、RABが1982年3月、ATVが1984年8月とバラバラなため、その後
何か問題が発生したのかもしれません。

また、送信鉄塔と受信鉄塔は、なぜか少し離れた位置にありました。
受信鉄塔は、一部のラジオ送信塔で見られるようなトラス柱という、珍しい形式でした。

このトラス柱は2011年暮れまで存在していたと云うことです。

 

以前の様子をどうぞ。

鉄塔の全景です。この2枚は2010年7月撮影。

 

アンテナ部を拡大しました。2010年7月撮影。

NHK2波とRABはチャンネルごとに8素子八木で天魔平受けです。
ATVは、90CRで階上岳受けです。(8素子八木と90CRの方向が同じなのが気になり調べてみると、当中継局から
天魔平と階上岳は一直線上にありました。)

 


受信鉄塔の基部です。2010年7月撮影。


こちらが撤去後の様子です。


続いてデジタル中継局です。 デジタル中継局にはABAも加わり、4社共同局舎が新築されました。

アンテナ部を角度を変えて3枚。

現在の送信鉄塔はアナログ時代からの継続利用と思われます。送信アンテナは2段になっています。
画像をよく見ると上下でカバーの色合いが異なりますので、まだアナログアンテナが残っているような印象を受けます。
(もしかしたら、アナデジ混合アンテナかも・・・)

それと、他サイトにあるアナログ時代の送信アンテナ画像と比較しますと、形状や取り付け方が違っていますので、デジタルとの
絡みで、すべて取り替えられているのは確実です。

 


鉄塔基部です。

見上げてみました。ケーブルがいっぱい延びています。

GPSです。

 



デジタルパラボラの方向確認です。
(2009年11月撮影の画像で説明。)

左画像の拡大です。

アナログ受信アンテナと同じ方向のように見えますので、
階上岳or天魔平の固定局からのTTLのようです。
(情報では、対向は天魔平NHK鉄塔パラボラの可能性が高いです。)

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RAB ATV
チャンネル 42ch 44ch 46ch 48ch
出力 各局とも 10W

ABAは、アナログ中継局を設置していません。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RAB ATV ABA
チャンネル 39ch 35ch 40ch 52ch 47ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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