送 信 塔 見て歩き
北海道 ・ 中継局


定山渓テレビ中継局  2013年9月撮影(遠景画像のみ)

定山渓(じょうざんけい)中継局は札幌市郊外の温泉地、定山渓地区をエリアとする中継局です。
地区の東側高台にあります。
温泉地にある中継局のためか、NHK,HBC,STVの3社4局は1966年10月という、かなり早い時期の開局です。
2007年11月にデジタル化されました。

今回、この温泉に宿泊しましたので、空き時間を利用し撮影しました。ルートが不明な上、時間もなかったので
直接訪問はしていません。遠目ですがアナログ中継局が残っているように感じました。


かつてのアナログ中継局の様子です。

局舎は全社共用ですが、鉄塔は別々にありました。組み合わせは、NHK2波とHTBが共用、HBCとSTVが共用、
UHBとTVhが共用の3本です。
送信アンテナは、全チャンネル個別にNHKは5素子八木1段2面、HBC,STV,HTBは5素子八木1段1面
(HTBは当中継局ではVHF送信)、UHBとTVhは、それぞれ2L1段1面でした。(NHKは西側温泉街と北側を
エリアとし、民放は温泉街のみをエリアとしていたようです。)

受信は、中継局の位置では手稲山が見通せないらしく、送信点から400m〜600m離れた場所に各社個別に受信ポイントを設けていました。
NHKはGが8素子八木2列、Eは12素子八木2列、HBCは8素子八木2列、STVは5素子八木1段は12素子
八木2列、HTBは2.4mグリッドパラボラ、UHBは15素子八木と3mグリッドの2基、TVhは16素子リングアンテナ2列でした。

それでは、現在の様子です。


遠景です。

 


鉄塔が3本見えます。

受信パラボラでしょうか。少し離れた場所に見えます。

他の地域から電波が入らないのか、親局がUHFのHTBも、ここではVHFでの送信です。

ふもとから、大小2基のグリッドパラボラが見えました。大きなほうはUHB?、小さなほうはHTBのものでしょうか?。
上記右画像。

デジタル中継局については、写っている双ループが、そうなのか、別の場所にあるのかが、はっきりしません。
見えているのがデジタルアンテナだとしたら、アナデジ兼用タイプと思われます。

また、デジタル受信は、NHKは手稲山を受けていますが、民放は簾舞中継局受けです。(どちらも放送波)

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 HBC STV HTB UHB TVh
チャンネル 9ch 11ch 2ch 7ch 4ch 39ch 37ch
出力 1W 1W 1W 1W 1W 3W 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 HBC STV HTB UHB TVh
チャンネル 31ch 33ch 41ch 43ch 45ch 47ch 49ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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