送 信 塔 見て歩き
北海道 (釧路市)


釧路デジタル基幹放送所・中継局  2011年5月撮影

釧路デジタル基幹局・中継局です。デジタル化に伴い全社共用(現時点ではTVhは未送信)で新築されました。
他の中継局とは離れた、釧路市中心部からは東部の高台にあります。切り通しの道路を挟んだ向かい側には、
UHBアナログ中継局があります。 デジタル送信所の開局は、2007年10月です。

アナログ放送では、各社の送信点が異なるため、複数のアンテナが必要でしたが、今後は UHBを視聴するために
建てていた1本のアンテナでOKです。

訪問時には、この夏に開局するTVhのデジタル工事が行われている真っ最中でした。


付近から見た鉄塔です。向かい合わせです。

 



全景です。

 

大きな画像でどうぞ。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。 形式は、4L4段4面が2セットです。

上段が民放4社共用、下段がNHK2波共用です。

 

 


アンテナ中間部です。ケーブルがいっぱいです。

2mプレートパラボラが2方向に取り付けられています。

右向きがNHK釧路放送局受けのSTL、
こちら向きが別保山固定局向けTTLです。 
(当基幹局には、NHK春採固定局が併設されています。)

民放各社の番組伝送は、札幌からの光回線受けです。 また、釧路中継局から先の中継局へは放送波伝送です。

一方、NHKの番組伝送は、別保山固定局→西春別固定局→末広固定局→霧多布中継局のルートと、西春別固定局から分かれて中標津中継局のルートがあります。
この区間は、すべてTTLです。

 


局舎です。

道路側には、各社のロゴがあります。

 


よく見ると、扉の横に表札があるようです。

別画像で表札を拡大しました。

ロゴを拡大しました。

 


入口横には、看板もあります。

 


テレビ北海道の工事中で、門が開いていました。


 

入口の建築確認の看板です。建造主は「テレビ北海道」となっています。でも、この時何か違和感がありました。
 ん、建築確認って??、何を新築??。局舎・鉄塔は、ずっと前に完成しているでしょう。
TVhは、共用局舎に機器を設置するだけではないのか??。疑問が渦巻きます。

 

と云う訳で、入口からは敷地の様子がわからないので、敷地を見通せる場所を探し移動しました。


見通しが利く場所から眺めると、確かに鉄塔を挟んで現在の局舎とは別に建物を新築しているようです。

TVhは別局舎なのでしょうか、それなら、他社と同時開局したほうが経費が安かったのでは??。
開局予定があったのなら共用局舎内に設置場所を空けてなかったのか??。
疑問だらけです。新築建物が何なのか、今後に注目です。

 

その後の調査で、新築の建物はTVhのデジタル局舎と判明しました。TVhはデジタル鉄塔計画当時は、釧路での開局予定がなく、
共用局舎内に機器の設置場所を空けてなかったようです。

さらに追加情報で、TVh開局時に既存のデジタル局舎壁面に新たにTVhのロゴマークが追加されたようです。
(位置は、STVの下。TVhの新局舎は通りから見えないので、苦肉の策と思われます。)
看板については、不明です。(2011.8 追記)

その後の情報では、看板にもTVhのロゴが追加されたようです。



デジタル送信所近くからは、4本のアナログアンテナが見えます。

 

放送所データ

地上デジタル放送 チャンネル リモコン 出力
NHK総合 33ch 1KW
NHK教育 29ch 1KW
北海道放送 45ch 1KW
札幌テレビ放送 31ch 1KW
北海道テレビ放送 36ch 1KW
北海道文化放送 43ch 1KW
テレビ北海道 41ch 1KW

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