送 信 塔 見て歩き
北海道 ・ 中継局
大阪府のT様提供の画像で紹介します。


富良野中継局  2010年10月撮影

富良野中継局は、空知郡中富良野町の中心部近く、北星山の南側中腹にあります。
開局は、NHKが1965年11月、STVが1966年1月、HBCが1967年11月、HTBとUHBが1980年1月です。(TVhは開局していません。)
なお、HBCのアナログ中継局のみ、中富良野中継局と名乗っています。(デジタルではHBCも富良野中継局です。)

デジタル化されたのは、NHKは2008年12月、民放4社は2009年9月です。

また、NHK−FMの開局は1967年10月です。FM民放2社は中継局を設置していません。


注・提供画像はバス車内からの撮影だそうです。


全景です。 左からHBCアナログ、STVアナログ、奥にNHKアナログ・デジタルが見えます。

 


少し別角度から、一番右は、HTB&UHBアナログ+民放共用デジタルです。


NHK(アナログ,FM&デジタル)中継局

この3枚は、NHK中継局です。
高い鉄塔がアナログです。送信アンテナは、G・E個別に3素子八木1段2面(垂直偏波)です。
低い鉄塔はデジタルです。
また、アナログ鉄塔の中間部に垂直ダイポール1段のFM送信アンテナが見えます。
アナログ受信親局は、上富良野をメインで受け(鉄塔にある共用2.4mグリッドパラボラ)、
約300m離れた位置に、旭川受け予備アンテナ(個別8素子八木2列)があります。
FMは、アナログ鉄塔にある5素子2列で旭川を受けています。
デジタルは、上富良野を放送波で受けているようです。
 

HBC(アナログ)中継局


HBCアナログ中継局は、中富良野中継局と呼ばれています。送信アンテナは、SG2段3面(垂直偏波)です。
受信親局は上富良野です。HTB&UHB中継局にある2.4mグリッドパラボラで民放全社が受けています。
事情が分かりませんが1996年に親局と受信ポイントが変更されたようです。(全景画像を見る限り、
HBCとSTVの中継局は、低い位置にあり、上富良野中継局を見通せないのかもしれません。)


STV(アナログ)中継局

STVアナログ中継局です。送信アンテナは、SG2段3面(垂直偏波)です。(右画像の奥はNHK中継局です。)
受信親局は上富良野です。HTB&UHB中継局にある2.4mグリッドパラボラで民放全社が受けています。
 

HTB&UHB(アナログ・デジタル)・HBC&STV(デジタル)中継局

HTB&UHBのアナログ中継局です。民放4社共用のデジタル中継局も兼ねています。
画像にある四角のものは、デジタル受信アンテナです。
この四角アンテナの下に、民放4社共用の2.4mアナログ受信パラボラがあります。

送信アンテナは、アナログ時代は4L3段3面でしたが、アナデジ共用の4段のものに変更されたようです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 HBC STV HTB UHB
チャンネル 4ch 12ch 10ch 6ch 59ch 61ch
出力 VU各局とも 100W

NHK−FM  84.2MHz   100W

TVhは、アナログ中継局を設置していません。ただし、チャンネルは57が割り当てられていたようです。
民放FM2社も中継局を設置していません。


デジタル NHK総合 NHK教育 HBC STV HTB UHB
チャンネル 28ch 20ch 16ch 18ch 22ch 24ch
リモコン
出力 各局とも 1W

TVhは、現時点ではデジタル化の予定は無いようです。ただし、チャンネルは26が割り当てられています。


©2010 送信塔見て歩きWeb