最果ての中継ルート(稚内・礼文・利尻編)


礼文島には、礼文と船泊の2つの中継局があります。

船泊(ふなどまり)中継局

船泊中継局は礼文島の北部、礼文空港西側の高台にあります。送信点は各局まとまって設置されていますが、
受信点は なぜか2か所に分かれています。

送信点です。道路沿いにあります。
当中継局は、北海道本土にある北稚内中継局をわずかに抑えて、日本最北端の中継局(北緯45度27分14秒)です。
(ちなみに北稚内中継局は、北緯45度26分20秒です。)


STVを除く各社の受信点です。送信点から空港へ向かう途中にあります。
八木アンテナは、アナログHBCのものと思われます。左隣にはNHKのアナログ八木アンテナもありました。
グリッドパラボラは、アナログからの継続かも?。

NHKの対向先は、北川口固定局なのか、知駒中継局なのか、定かではありません。(一応、アナログ同様に
知駒受けとさせていただきます。また、TTLの可能性があります。)

民放の船泊中継局への伝送は画像のパラボラからの判断ですが、知駒中継局放送波受けと思われます。


別角度から


STVの受信点は、同じ道で坂を下る途中の東側斜面にあります。滑走路脇の低地です。北と西側が高台になっていることから、
アナログ時代には、サハリン方面からの混信を避けるためだったと想像します。(まだアナログ八木アンテナが残っています。)
グリッドパラボラが新設されているので、STVではデジタルになっても、ここを使用しているようです。