いよいよ、金沢からも地デジの試験電波が発射され、自宅での地デジ受信環境が整いました。
そこで「再スキャン」し、金沢各局をセットしてみました。以前から登録してある、関東・甲信越各局と、ごちゃ混ぜになったものを、地元局優先にして並び変えをしました。
M社 「TU−MHD500」のOEM品
このチューナは、遠隔地にも持って出掛けますが、通常自宅で使う場合、富山・石川の各局は、ダイレクトに
リモコンで選局できるように、1から11にセットしました。ただ、このチューナーはリモコンセットは最大36局
ですが、登録自体は何局できるのか未確認ですので、今後、関西や中国地方へ出掛けるときは、どうするか
要検討です。(現在、37局登録済みです。隠れているのはチバテレビです。)
ところで、このチューナー特有の現象もあるかもしれませんが、これまで使用しての「地デジ」チューナーに
起こる状態ついて、まとめてみます。
・初期スキャン前の地域設定がポイント (富山を例にして説明)
ある県を地域設定してあれば、他県にて初期スキャンしても、元々の県(この場合、富山)に割り当てられ
ている番号を飛ばして登録されます。
例えば、「地域・富山」にして、東京で初期スキャンすると、1は空き、2はNHK−E、3はNHK−G、4は
NTV、5はテレ朝、6は空き、7はテレ東、8は空き、9にMX、10にTBS、11にフジが登録されます。
このように、富山に割り当てられている1、6、8は、飛ばされます。また、NHK−Gは、本来であれば、
1に登録のはずですが、富山のNHK−Gに割り当ての3にNHK東京Gが登録されます。
逆に「地域・東京」にして、富山で初期スキャンすると1と2には、NHKが登録され、3から9まで空きになり、
10にKNB、11にTUT、12にBBTが登録されます。
なお、一度登録後、手動で変更できますので、それほど心配することでもないでしょう。
・同一県(地域)で、中継局を受信する場合
静岡と関東広域で受信してみましたが、チューナー設定は、チャンネルと放送局が合わないと受信
しません。
これが合っていないと、受信レベルは上がりますが、「地域が違う」と表示され、画像が出ません。
静岡では、静岡と浜松から放送されていますが、どちらかでスキャンし、セットした状態のものを他方へ
持ち込んでも、画像は出ません。スキャンのやり直しです。これは、双方のチャンネルが違うためです。
一方、東京タワーでスキャンしたものを平塚地域へ持ち込むとNHK−G以外は、画像が出ます。
これは、NHK−G以外は、東京タワーも平塚も同じチャンネルだからです。ただ、NHK−Gのチャンネルが
違いますので、結局スキャンのやり直しです。
同じ県(地域)の放送局の場合、同じ局は1つしか登録できません。(1つのチューナーでSBSの静岡局と
浜松局を同時にセットできません。)
と云うことは近い将来、同一県内に次々と中継局が開局すると思いますが、おのおのの中継局のチャン
ネルが違う場合、受信状態のよい中継局を見つける場合、単にアンテナを回すだけでなく、いちいち
スキャンをすると云うような、面倒なことになりそうです。だから、親局と中継局のチャンネルを同じに
しようとする動きがあるのかもしれません。(それとも、受信レベルを先に表示させ、電波の強い中継局を
見つけてから、スキャンするようになるのでしょうか。)でも、こんなこと誰にでも出来るとは思われません。
来年以降、いろいろ問題が表面化しそうな予感がします。
|