NHKテレビは、チャンネルにより遅延幅が・・・

以前に「とやまデジタル情報」のコーナーでも触れた事がありますが、NHKテレビは、チャンネルによって、内容に遅延が発生しています。先日偶然にNHK長野総合テレビを富山県内で受信する機会ありました。富山総合と同時に視聴したら長野の方がほんのわずか早いことが確認できました。やはり、中継点を通るたびにデジタル処理を繰り返しているのでしょうか。東京から離れるほど遅延時間が延びているような気がします。(なお、富山ではNHK全波のうちで一番遅く到達するのはダントツで地上デジタルです。)
でも、画面左上の時刻表示は地デジであっても遅延していませんので、富山で挿入しているものと思われます。(したがって、朝のニュースなどでは、画面が東京や富山に切り替わる前に時刻表示が先に変わることになります。)

以下は、「とやまデジタル情報」のコーナーの再録です。(地デジ開始前です。)

2004年5月20日付
最近気づいたのですが、NHK−BSアナログと総合テレビを同時に見ていると、以前はBSの方が約1秒ほど遅れていたのが、今は地上アナログの方が、ほんのわずか遅れているではありませんか。これって伝送系は、既にデジタル化済みということでしょうか。(ニュース冒頭の時計から秒針がなくなったのも納得です。ということは、4月からのことなのでしょうか。)総合テレビとAMラジオが同時放送する国会中継などで、遅延時間を計ってみたいと思います。テレビで時計を合わせるのは、地上波・BSともアナログ、デジタルどれでも不可能なようです。

2004年5月22日付
きょう放送の特別番組のうち各社同時放送した記者会見を視聴・聴取した結果、富山では音声は「民放テレビ」「NHKラジオ」「NHK−BSアナログ」「NHK総合(アナログ)」「NHK−BSデジタル」の順で届いていました。(NHKは、テレビ音声をラジオで放送)これから想像するに、NHKラジオがまったくデジタル処理されていない前提で、東京のラジオスタジオにテレビ音声が届いている時点で既に民放より遅れていますので、テレビは局内はデジタル化済みなのでしょう。それが富山に届いている時点でBSより遅れているので、途中のNTT回線かNHK富山内で、さらにデジタル処理されているものと思います。
なお、民放テレビ同士には遅れはなく、NTT回線がNHKだけデジタル化されているとは考えにくいと思います。
また、これらの結果から、局内処理が1回だけの東京のNHK総合テレビ(アナログ)は、BSアナログより早いかもしれません。(この場合、多分ラジオと同時のはず)なお、NHK金沢がどうなっているかは、現時点では確認していません。

その後、実際の視聴で富山と金沢のNHKでは、耳で聴いただけでは遅延は確認できないレベルということが分かりました。


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